中学受験にあたり、苦手意識を持たれることが多い科目の一つが理科です。理科は計算分野と暗記分野とがあり、なおかつ暗記分野も量が多いため、日々の積み重ねが大切になってきます。塾の授業だけで理解できず、新たに問題集を追加するという人も多いです。
問題集を購入して取り組もうと思っても、たくさんある問題集を前にするとどれを選べばよいか迷ってしまうのではないでしょうか。どの問題集にも特徴があり、自分に合ったものを選ぶことができないと、成績アップにはつながりません。
そこでこの記事では、たくさんある問題集の中から自分に合ったものを選ぶために、問題集の選び方を紹介していきます。ぜひこの記事を参考にして、弱点克服に効果的な問題集を見つけ出しましょう。
中学受験 理科の問題集&参考書の選び方
理科の問題集を選ぶにあたっては、どのようなポイントがあるのでしょう。5つのポイントをまとめたので、ぜひ参考にしてみてください。
現時点の実力に合わせて難易度を選ぶ
どうしても問題集を選ぶにあたっては「ハイレベル問題集」とか「実践問題集」といった難易度の高そうな問題集に目が行きがちです。これは、難しいものが解けないと合格できないというイメージがあるからでしょう。
しかし、基礎ができ上っていない状態でハイレベルな問題を解こうと思っても解くことはできません。理科が苦手な人、点数が伸び悩んでいる人は基礎から見直すことが必要です。
そこで、まずは自分の実力に合った難易度の問題集を選ぶようにしましょう。基礎から始め、基礎内容の問題集が完璧に解けるようになったら、次のレベルの問題集に切り替えていくことがおすすめです。
中学入試を控えている場合は志望校対策をしよう
時期によって取り組むべき問題集は変わってきます。入試が近づいてくれば、志望校が決まってきますので、志望校に合った対策をすることが望ましいです。そこで、入試が近づいてきたら、志望校対策に合った問題集に取り組むようにしましょう。
具体的には、記述問題が出題されるようなら記述対策、短答式の問題が多いようなら一問一答、といったように出題傾向にあわせて問題集を選ぶのです。
逆に言うと、入試が近付けば志望校対策に合った問題集を選ぶことが望ましいということになります。そこで、志望校対策に合った問題集に対応できるよう、小学校6年生の夏休みまでには基礎を完成させておくことが必要です。
日常生活で体験できる題材の多い問題集がおすすめ
中学受験の出題傾向として、近年は日常生活で体験できるような事柄が出題されることが増えています。理科が得意な子なら、授業で学んだ内容を日常生活に結び付けて理解することも可能です。しかし、苦手な子にとっては「授業は授業、日常生活は別物」ととらえてしまい、なかなか普段の生活に結びつけることができません。そこで、問題集を通して、日常生活にある身近な理科を知る機会を設けることをおすすめします。
身近な理科の内容を学ぶことは、試験対策になるだけではありません。理科が苦手な子にとっては、教科書の内容よりも日常生活で体験できることや、身近な理科を知ることは、理科への苦手意識の改善や、親しみを持つきっかけにもなります。
日常会話の中で、親子で問題集に書いていることを雑学的に話したり、問題集に書いていることを実際に確認してみたりすれば、コミュニケーションの機会にもなりますし、知識も頭に残りやすいです。
時事問題も学べるものを選ぶ
理科の入試問題の出題傾向として、時事問題を扱う学校が増えています。一昔前までは、時事問題といえば社会のイメージが強かったのですが、最近では理科の時事問題も出題されることが増えているのです。日食や月食、ロケット打ち上げなど、地学を中心とした時事問題をはじめ、資料をもとに読み取るような問題も出題されています。
時事問題は入試前にならないとどういった問題が出題されるか予想ができないため、普段の勉強ではなかなか取り組む機会がありません。そこで、入試直前になってきたら、時事問題対策ができるタイプの問題集に取り組む機会も設けておきましょう。
最近では、時事問題に絡めて普段の知識を問うような問題も増えています。ただ時事問題を解くだけでなく、それに付随する学習内容も合わせて復習できるタイプの問題集を選ぶと、効率的に勉強が進められておすすめです。
計算問題の詳しい解説がある&小学生にも理解できる問題集を選ぶ
理科に苦手意識を持つ子が多いのは、知識の暗記だけでなく計算問題もある点です。計算問題はただ公式に当てはめるというものでもありません。そこで、なぜそういう計算が必要なのか、ということがわかりやすいよう、詳しい解説のあるものを選ぶようにしましょう。
家で解いていてわからないとき、子どもたちは保護者に質問することも少なくありません。その際、保護者も解説を読んだだけではなぜそうなるかわからないことが出てきます。特に小学生は方程式を使わないため、方程式を使わずに解説することで苦戦する保護者が多いです。保護者が開設するためにも、解説は丁寧なものを選ぶことはとても大切です。
中学受験 理科の問題集&参考書おすすめ比較ランキング!
中学受験の問題集の選び方は紹介しましたが、たくさんある問題集を前にすると、どれを選べばいいかわからなくなるものです。そこで、ここではおすすめの問題集をピックアップし、それぞれの特徴を紹介していきます。
中学受験 理科の問題集&参考書 第1位 理科メモリーチェック
長年、中学入試問題を徹底的に分析している、日能研が発行している人気の問題集です。「入試に必要な最低限の知識」と「確認問題」をコンパクトにまとめています。理科の学習内容を62章にわけて「要点のまとめ」を左ページ、「ポイント・チェック問題」を右ページにまとめており、細かく章がわかれているため、すき間時間での勉強もしやすいです。章が細かいことで、自分の弱点がわかりやすいのも、苦手克服に効果的です。
「弱点診断テスト」がついていて、62の章に対する問題を出題。知識が仕上がってきたら「弱点診断テスト」を解いてできなかったものは、各章に戻って復習という効率的な学習を1冊で完結させることができます。いろいろと問題集を持つとどれをどう取り組めばよいかわからなくなりがちですが、基礎から仕上げまですべてを1冊で済ませることができる点で長く活用できる教材です。
中学受験 理科の問題集&参考書 第2位 新しい教養のための理科 受験編
本書のシリーズは複数あり、この受験編は中学受験勉強の総仕上げとして、作成された参考書です。対象は小学6年生、受験生であり、仕上げないようなので若干難易度としては高めに設定されています。全14章で構成されていて、重要事項は赤字で印刷されています。赤シートで隠すことができるため、書きながらだけでなく読みながらも暗記をすることが可能です。
巻末には、「チェックテスト」がついていて、重要事項の最終確認ができます。解答用紙は別紙となっているので、コピーして使用することで、苦手分野を繰り返し学習可能です。
解答用紙に書き込むタイプの問題は、入試本番の練習にもなるでしょう。著者は啓明館という、中学受験専門の進学塾の先生が執筆しているため、説得力があります。とくに現象の理由がわかりやすく書かれており、記述対策や、知識の仕上げにもおすすめの教材です。
中学受験 理科の問題集&参考書 第3位 中学受験 すらすら解ける魔法ワザ 理科・計算問題
「問題を厳選してコンパクトにすること」「最難関校にたまに出題される難問や奇問は入れないこと」「子ども自身が読んでわかりやすい解説なこと」の3つの方針に従い作られた問題集です。物理、科学、生物、地学の4分野から厳選した41項目の問題パターンを取り入れており、そのどれもが近年の入試問題によく出題されているものばかりを選んでいます。1項目を30分として学習していくことで、41日間で終わらせることができる構成になっています。
たくさん練習しているにもかかわらず、計算ミスを減らすことができない子どもにおすすめの問題集です。問題の難易度も程よいものとなっており、塾内のテスト対策や入試直前の総まとめまで幅広く使えます。著者は大手塾の辻 義夫先生で、辻先生による動画の解説でさらに理解を深めることができます。
中学受験 理科の問題集&参考書 第4位 受験理科の裏ワザテクニック 新装版
理科の計算問題の解き方がわからない子におすすめの参考書です。中学受験塾に通っていても、理科の計算がわからない、解説を聞いても理解ができないという子はとても多くいます。開設が丁寧なので、子どもたちが見ても分かりやすいですし、保護者もポイントを押さえて子どもたちに説明がしやすくなっています。
「裏ワザ」シリーズは、他のものを含め、中学受験生には人気のあるシリーズです。理科の計算で難解な、浮力、ばね、電気、中和問題など、苦手意識を持つ子が多い単元をテーマとして取り上げ、裏ワザでわかりやすく解説しています。
問題集「受験理科の裏ワザWチェック問題集」と併用することで、理解を深め、理科嫌いを克服できる可能性大です。入試で点数が取りやすい「実験器具」はチェック形式でポイントを整理し、不安に思いがちな「てこ・かっ車・輪じく」はマスターカードを使い反復練習できるので、入試直前まで持ち歩き用の参考書として活用できます。
中学受験 理科の問題集&参考書 第5位 中学受験理科 地頭の良い子に勝つ17日間の授業
理科が苦手で嫌いな人でも、苦手意識がどんどん消えていく勉強方法です。
点数を獲得するための最重要ポイントを伝える授業をまとめています。17のテーマで構成されていて、覚える、理解する、練習することで身に着ける、の流れで学習します。暗記の覚え方も掲載しています。
中学受験 理科の問題集&参考書 第6位 理科の基本問題 小学6年
「どのような勉強をすればいいかがわからない」「理科は覚えることがたくさんあって大変」という声に答えて、「中学受験に最重要」なものにテーマを絞った問題集です。また、解答率が50%以上の基礎問題を厳選しているので、基礎の完成に特化した問題集にもなっています。
しかしその一方で「知識を使う力」も重視しており、入試を意識した総合問題形式の問題も用意されています。基礎力をつけたら、実力がついているかの確認ができ、なおかつ応用内容まで学ぶことができるのです。
さらに、巻末には、「らくらくチェック」があり、一問一答形式で重要なキーワードを覚えることができて便利です。演習問題は、レベルAとレベルBの二段構成です。その子のレベルに応じて、レベルAからのスタートで基礎固めに活用したり、レベルBの実践レベルからスタートしたり、と活用の幅が広い問題集です。
中学受験 理科の問題集&参考書 第7位 合格する理科の授業 地学化学編 「中学受験 合格する授業」地学・化学編
シリーズ累計7万部を突破している、大人気問題集のシリーズです。内容としては、毎年多数の合格者が出ている中学受験専門の塾、ジーニアスの授業を再現しています。この問題集では、地学と化学の授業を再現しており、地学は大地・天体・気象の3章分、化学は水と空気・水溶液の2章分をイラストや図でわかりやすく解説しています。入試によく出題される部分には、色文字と波線が引いてあるため、一目でポイントがわかりやすいです。
「なぜ」という疑問を持って解決する過程で理解したことは定着率が高いという、学習塾での指導経験をもとに、問題集では「なぜ」「どうして」を大切にしています。単純に暗記作業を行うより、子どもたちも原理原則を知りながら学ぶことができるので、楽しみながら進めることができ、なおかつ知識の定着率も上がります。なぜの先になぜがあり、物語として繋がっていくので、問題集を進めながら理科の楽しさに気が付き、自分でしっかり考えて解く力を身につけられるでしょう。
中学受験 理科の問題集&参考書 第8位 なるほど! 理科図録
図や写真が豊富で、小学生が理解できるように優しく解説しています。中学受験理科の学習だけにとどまらず、たくさんの内容が紹介されているので、実際に実験をしているかのように感じることができます。実際に起こっている現象を理解することが、理科を学ぶ上で大切になるので、ただ読んで覚えるよりも本物を見て、考えることができる一冊です。
近年、出題範囲がどんどん広がってきている中学受験理科に対応できるよう、定番の知識以上の内容もわかりやすく解説されています。囲み記事では必ず覚えておきたいポイントや理科に関心を持てる内容が載っているので、最初に抑えるべきポイントも分かりやすいです。生物・地学・物理・科学・実験・観察・資料に章が分かれており、消えるフィルターで重要語句をチェックできます。
中学受験 理科の問題集&参考書 第9位 中学受験 ズバピタ 理科 物質とエネルギー 新装版
入試に必出の内容を図表にしてまとめています。一問一答形式でチェックすることができて、入試に必要な知識を効率よく整理できます。内容をA、B、Cの順番で3段階に分類し、計算問題をパターン化し解き方のコツを解説しているのでわかりやすいです。まとめて覚えておいたほうがわかりやすい、「まとめて覚える」や、作図問題を集めた「かいてみよう」など特集ページも充実しています。
また、覚えたことを次のページでテスト形式で確認できるのでおすすめです。問題集には「消えるシート」がついています。「消えるシート」を使うことにより、赤字の部分が見えなくなって重要事項や計算問題の確認に役立ちます。字が大きくてみやすいのも、おすすめポイントです。
中学受験 理科の問題集&参考書 第10位 小学高学年自由自在理科
知りたいことがなんでもわかるとしていて、授業で習うような内容から中学受験のための内容まで幅広くカバーしています。さらに入試によく出題されるレベルの高い内容も丁寧に解説していて、中学受験最強のパートナーといえるほどです。
教科書や塾では扱っていない、図や写真も豊富で、オールカラーでわかりやすく理解できます。必要とされる書く力や思考力を伸ばすことができます。中学入試にフォーカスした、重点チェックや入試のポイントなども載っています。「教えて!自由自在先生」と連携しているため、LINEアプリで友達追加をしたら、LINEでキーワードを質問することができます。子どもたちも楽しみながら学習でき、なおかつはかどる勉強がはかどるサービスですので、ぜひ利用しましょう。
中学受験 理科の問題集&参考書 第11位 理科 天体・気象 新装版 まんがではじめる中学入試対策!
中学入試問題によく出題される、星の動きや月の満ち欠け、天気や湿度をまんがでわかりやすく解説しています。中学受験生の多くが苦手としている、「天体」と「気象」をまんがを読んで楽しく理解できる問題集です。中学入試の入門期や小学校の発展の学習に使えます。入試によく出るポイントをしっかりとつかめ、うまく使うことでしっかり入試対策できるでしょう。
まんがで楽しく学習した後には「重要ポイントのまとめ」と「基本例題」で学習の確認をします。さらに「入試問題に挑戦!」と「ハイレベル総合問題」に挑戦して力をつけることができるのでおすすめです。字の大きさが見やすく、重要なところがわかりやすいと定評があり、シリーズ全14冊のラインナップがあります。
中学受験 理科の問題集&参考書 第12位 中学入試 理科 塾技100
大手進学塾の現役塾講師が、塾だけで教える理科の「塾技」を公開しています。塾技を100にわけてまとめています。難化傾向にある理科に対応し、中学入試で合格点をとるための力を身に着けることができるでしょう。本書は、参考書・問題集・図鑑の3つの役割を果たします。1冊で3つの役割があるので、理科の学習をすべてこの1冊で完結できて便利です。
入試頻出の問題を通したパターン学習で入試の際に、問題を解く時間を短縮することができ、得点力も身に付きます。基礎をかためることはもちろんのこと、短期間での巻き返しも十分に期待できます。また、本書の購入特典として、著者運営サイトにて補充問題として無料で公開しています。本書には掲載できなかった問題や、最新の入試頻出問題を随時更新しているので、ぜひ活用しましょう。
中学受験 理科の問題集&参考書 第13位 改訂版 中学受験 ここで差がつく! ゴロ合わせで覚える理科100
理科に苦手意識があるお子さまでも、著者オリジナルの語呂合わせで重要な語句を楽しく覚えることができます。植物・動物・人体・物理・化学・地層・天体・気象という8つの分野、100テーマの語呂合わせ集です。入試によく出るテーマを中心に載っているため、効率よくかつ楽しく覚えられるので、他の受験生と差をつけることもできます。とにかくおもしろい語呂合わせで、いつの間にか覚えてしまうお子さまも多いでしょう。さらに理科が得意になって好きになります。
中学受験のプロが長年、進学塾で教えてきた役に立つオリジナル語呂合わせと一緒に、必要な情報がまとまったポイントを学習することで、理解が深まるのです。改訂版では計算問題にも対応しています。
中学受験 理科の問題集&参考書 第14位 中学入試対応 ツッコミ!理科
問題がどこかボケていて、間違いのある「ボケ問」に正しいツッコミを入れながら読み進める問題集です。ボケ問が難しい場合は、次のページにツッコミ例と解説が載っています。太字になっているのがボケ問に対する答えです。答えを見てからツッコミを考えるのもありですね。最後に過去の入試問題を解いてみることで、学習できているかの確認ができます。
マンガを読む、ボケ問を考える・ツッコミをして理解を深める・過去の入試問題を解いてみて確認するというステップで、楽しく学べる新しいタイプの問題集です。遊びのように思われるかもしれませんが、表面的な知識の人には、ボケ問に対する的確なツッコミを入れることはできません。生物・物理・化学・地学の構成で、受験対策はばっちりでしょう。
中学受験 理科の問題集&参考書 第15位 続・受験理科の裏ワザテクニック 新装版
先ほど紹介した、受験理科の裏ワザテクニックの続編です。さらに続々受験理科の裏ワザテクニックもあり、好評のシリーズです。受験理科の天体・生物の分野を独自の裏ワザで解説しています。天体や消化・吸収は入試頻出で確実に点数にしたい分野です。しかし手間取るお子さまが多いので、わかりやすく解説しているのでおすすめできます。
人体の仕組みがよく理解できるように、マンガを取り入れており、ユニークな暗記フレーズで語句をまとめて暗記することが可能です。巻末付録のマスターカードはとても好評で、重要なポイントをらくらくチェックすることができます。「受験理科の裏ワザWチェック問題集」と併用して、さらなる得点アップを狙いましょう。
中学受験 理科の問題集&参考書 第16位 これだけ!理科 まとめ 森上スキル研の中学受験シリーズ
中学受験の参考書として有名な予習シリーズに長く携わった著者が授業を受けているような感覚で理科の重要事項が身につけられるよう考え作成した問題集です。確実に入試問題に対応するため、基本事項を中心に身につけられる内容になっています。必要最低限の基本事項を押さえたら、その応用内容に進めるよう、ステップを考えて問題構成がされています。
問題集の通りに進めていけば、合格するために必要な理科力を確実にできる問題集です。暗記内容についても、ただ覚えるべきことが羅列されているのではなく、図や表にまとめられており、整理しながら頭の中にインプットできるようになっています。短期間で集中的に理科の成績をあげたい人、重要事項がどこかわからない人、頭の中にインプットした情報が整理できていない人は、取り組むことで理科の知識が体系化でき、すぐの得点アップにつながるでしょう。
中学受験 理科の問題集&参考書 第17位 ウイニングステップ6年 理科2 物理・化学 改訂新版
中学受験で高い合格実績を誇る日能研が、入試の過去問を徹底的に分析したデータをもとに、難易度別、分野別に問題を構成している問題集です。入試問題の難易度や分野に応じて学習ができる仕組みが作られています。問題集は、入試問題の分野ごとに、難易度が低いほうからレベルABCでわけられています。苦手な分野がある場合は、苦手分野のレベルAから順に進めたり、各分野ごとに志望校に一番近いレベルの問題を学習したり、問題集の活用方法もさまざまです。自分にあった学習方法を選んで進めるとよいでしょう。
また、つまずきやすいとされるところには、ヒントがついています。ただ答えを見て覚えるのではなく、ヒントを参考に解く経験ができることにより、知識も身に付きやすいです。一通り問題集の内容を学習することで、広い範囲の実力をつけることができます。
中学受験 理科の問題集&参考書 第18位 ?に答える! 小学理科 改訂版
わからないことをなんでも調べることができる用語集です。学力を身に着けるためには、わからないことは自分で調べる習慣をつけることが大切です。見出しが大きく、写真や図が載っていて、小学生が調べやすいように工夫がされています。いつでも本書をそばに置き、学校や塾、宿題や新聞でわからないことを本書で調べることで、考える力を育てることができます。調べたいことがなんでも載っているので、持っていると確実に役に立つのでおすすめです。
小学校の教科書の内容を中心としながら、小学生に必要な内容で構成された用語集です。基本から中学入試、ニュースの化学用語までわかりやすく解説されています。
2020年からの新学習指導要領に対応しています。
中学受験 理科の問題集&参考書 第19位 基礎からしっかりわかる カンペキ!小学理科《難関中学受験にも対応!》新課程対応版
中学受験理科で学ぶべきポイントを、不足することなく紹介している参考書です。暗記事項には、語呂合わせも載っていて暗記しやすくなっています。生物・化学・地学・物理・新課程と身近な理科の5章で、プログラミングや自然災害、宇宙開発などの新課程の内容も記載されているのが特徴的です。まだ、他の参考書では取り扱われていないような新課程内容も掲載されているため、新課程の問題に不慣れ、対策ができていないという人には特に役立つ教材でしょう。
化学の頻出グラフも読み取り方が詳しく解説されているので、化学のグラフ問題の基礎がわからないお子さまにおすすめです。実際に授業を受けているかのように学習することができます。解き進めていくことで段階的に知識や実践的な学力が身に付き、難易度の高い問題にも対応できるようになるでしょう。
中学受験 理科の問題集&参考書 第20位 中学受験 論述でおぼえる最強の理科 改訂4版
理科嫌いになってしまう原因として、「つめこみ暗記」をしてしまうということがあります。理科嫌いを克服するためには、理由を理解しながら覚えることが非常に大切です。この本は「なぜ」に特化しています。そのため、取り組むことで丸覚えをやめて、物事のつながりを理解しながら覚えられるようになります。取り組んでいくうちに、記述力も身につく教材です。
問題集は、すべて「なぜ」と理由を問う一問一答形式になっています。その場ですぐに答えが確認できるので、すき間時間での勉強にも便利です。掲載されている問題は、有名中学校の入試の過去問だけに限らず、オリジナルの問題もあるので幅広い問題に対応しています。口コミ評価も高く、受験直前まで多くの人が利用している人気の問題集です。
中学受験 理科の問題集&参考書 第21位 わかる!できる!応用自在 理科
本書の特徴は、親しみやすいカラーのイラストで、本格的な中学受験理科の学習ができることです。子どもが見て、しっかりと頭の中に記憶できるように、写真や図解を利用したりとさまざまな工夫がされています。
各単元の学習の説明がわかりやすいのはもちろんのこと、最新の入試問題を徹底的に分析しているため実践的な力をつけることができます。解答が別冊になっており、その分問題集は解説が丁寧でわかりやすくなっています。細かな部分まで解説が書かれているので、子どもたちが自習で進めても内容が理解しやすいです。入試を解くのにできなければいけない、応用例題も、解説が詳しく解説されています。
中学受験 理科の問題集・参考書を選ぶ際の注意点
おすすめの問題集を紹介しましたが、その中から自分に合ったものを選ぶことが大切です。以下の二つに気を付けて選んでみましょう。
暗記作業をしない
問題集の紹介でも書きましたが、理科=暗記、というわけではありません。せっかく良い問題集を購入しても、その中身を暗記しようとすると、正しい活用ができないです。理科はものごとのつながりを理解することで、多くの問題が解き進められます。
そして、そのように頭にインプットするための方法や整理が問題集でされています。そのままやみくもに覚えようとせず、問題集に書かれていることを理解し、これまで覚えたことと合わせて頭の整理をしながら身につけていくようにしましょう。
何度も繰り返し使う
たまに、一度解いた問題は復習しなくていい、どんどん新しい問題に取り組むべきと考える人もいます。たしかに入試で全く同じ問題は出ません。しかし、一度解いたものを何度も反復することで、解き方を覚えて同じような問題も解けるようにする力を身につけることができます。
そこで、問題集を解く際には同じものを何度も反復することを心がけましょう。もちろん、完璧に暗記した状態になれば、他のものに取り組むことは問題ありません。最初にすべて解き、次に少し時間を空けて一度間違えた問題に再度取り組む、仕上げでもう一度すべて取り組む、そして間違えているところをもう一度、というように、最低でも4回は解きなおすようにしましょう。
中学受験 理科の問題集・参考書おすすめ比較まとめ
今回は、苦手意識を持つ人も多い、中学受験の理科について、おすすめの問題集と取り組み方の紹介をしました。たくさんある問題集の中には、必ず今の悩みを解決できる問題集があるはずです。何が弱点なのか、どこを強化する必要があるのか、を整理して、自分に合った問題集を選ぶようにしましょう。
問題集を購入するだけでは力はつきません。なんども解きなおしてようやく実力がつきます。だからこそ、自分に合っていて何度でも取り組もうと思える問題集選びが大事なのです。ぜひ、この記事を参考に自分に合った問題集を見つけてみてください。